ガバナーご挨拶

石倉貞昭

国際ロータリー第2690地区ガバナー

石倉いしくら 貞昭さだあき

1940年10月29日生
所属RC 松江しんじ湖ロータリークラブ
職業分類 地質調査業

ロータリー歴

1995年 松江しんじ湖ロータリークラブ入会
2009-10年度 第15代クラブ会長
2016-17年度 第3グループガバナー補佐
2022-23年度 地区ガバナーエレクト

ロータリー財団

メジャードナー(レベル1)
ポール・ハリス・ソサエティ会員
第2回米山功労者マルチプル

略歴

1963年 島根県立島根農科大学林学科 卒業
1963年 松江信用金庫(現しまね信用金庫) 入社
1993年 しまね信用金庫 退社
1993年 協和地建コンサルタント株式会社 代表取締役 就任
2013年 協和地建コンサルタント株式会社 代表取締役 退任 取締役会長 就任


新年度のスタートにあたって

RI会長メッセージと地区スローガン

COVID-19の影響を受けて国内開催となっていた国際協議会が、3年ぶりに米国フロリダ州オーランドで1月8日から12日まで開催されました。

1月9日午前中の本会議で、ゴードンR.マッキナリー氏の講演があり、2023-24年度RI会長テーマ「世界に希望を生み出そう」が発表されました。
この講演でマッキナリー氏は、問題を抱える国で平和を推進し、紛争の影響を受けている人々を助け、過去のリーダー達が始めたイニシアチブをさらに引き継いでいくよう、全員に呼びかけました。

【平和の推進】

世界に希望を生み出す重要な方法となるのは、平和に重点的に取り組むことだと、マッキナリー氏は述べ、過去1年間ロシア軍による侵攻を受けたウクライナの人々を支援するために、ロータリー会員が行動してきたことに言及しました。又、ウクライナだけでなく、イエメン・アフガニスタン・シリアをはじめ、世界の多く地域で平和が実現しない限り、本当の安らぎはないと指摘しました。「平和とは、希望が根づくための土壌です」とマッキナリー氏。

【継続と変化】

継続の力についても強調し、過去のリーダーの取り組みを継続するよう呼びかけました。自身も、シエカール・メータ2021-22年度会長が立ち上げた「女児のエンパワーメント」イニシアチブを継続し、ジェニファー・ジョーンズ2022-23年度会長のテーマ、多様性、公平性、インクルジョンを強調し続けていくことを約束しました。
また、ポリオ根絶への継続的な取り組みの重要性について触れ、過去1年間、世界各地でポリオ症例が再発しており、ロータリー会員がポリオ根絶活動をリードすることが今まで以上に重要になっていると述べました。
又、ロータリ―クラブとローターアクトクラブが、互いに協力し支えあう新しい方法を見つけ、続けられるかどうかは、私たちにかかっています、とも述べました。

【メンタルヘルスへの取り組み】

マッキナリー氏はさらに、新しい取組として新型コロナウィルスの世界的流行によって深刻化しているメンタルヘルスの問題の影響を受けている人たちに、ロータリー会員が希望を与えるべきだと述べました。
ロータリーはメンタルヘルスサービスの改善に取り組み、会員と奉仕を受ける人の両方を支える組織として知られるべきだと述べました。
それは、「ほかの人を助けることで、自分自身が助けられるのだ」に、ほかなりません。

【世界に希望を生み出そう】

講演の最後には、継続と革新の理想的なバランスについて述べました。「ロータリーは、平和・機会・生きる価値ある未来の土台を築いています。私たちが得意とすることを継続すると同時に、変化に対しオープンで前向きになり、世界と自分自身の中に平和を築くことに力を注げば、ロータリーはより平和で、より希望のある世界を築く手助けができます」
あらゆる地域からのロータリーのリーダーである皆さんに、世界に希望を生み出すよう、心からお願い申し上げます、と結びました。

【地区スローガン】

マッキナリー氏のテーマ「世界に希望を生み出そう」を受けて、地区スローガンを「希望の種を播きましょう。育てましょう。」としました。
すでに播かれている奉仕の種、これから新しく播く奉仕の種を共々に育てていくことにより、世界に希望を生み出す新しい第一歩を踏み出す年にしましょう。
そして、クラブ運営で常に心がけていただきたい事として「クラブ例会の再確認」「公共イメージの向上」「新会員の研修」を挙げさせていただきました。
コロナ禍もあって、この3年間クラブ例会が十分機能していたでしょうか。
楽しい例会・楽しいクラブづくりが、奉仕活動につながっていくロータリーの仕組を今一度点検しましょう。
又、公共イメージの向上は、新会員獲得の重要なツールである事を認識いただくと共に、新会員の研修を充実させ、会員のレベルアップと退会防止につとめていただきたいと存じます。